WebプロデューサーからクラメソPdMへ転生した話を聞いてください
あと62日で32歳(16進数換算)になるCX事業本部所属のchamplasonicこと吉崎です。
2ヶ月後に迫ったカウントダウンに震えながらもクラスメソッドのプロダクトマネージャー(PdM)として刺激的で充実した日々をすごしています。
私も仲間たちが書いているクラメソPdMのお仕事というテーマで書いてみます。 とは言え、「PdM」という言葉を知ったのはクラメソに入社してからです。
インターネット業界に身を置いて20年がすぎますが常に名刺には「Webプロデューサー」と書いてありました。
転職、独立、起業などカタチは変化しましたがPdMのいまもWebプロデューサーだったころも仕事の内容は変わっていないように思います。
WebプロデューサーとPdM、いったいなにが違うのでしょうか?
私のようなWebプロデューサーの人たちが「クラメソPdM」として仲間になってくれることを目標にこのエントリを書こうと思います。
Webプロデューサー時代
インターネット業界で仕事をはじめたのは「i-mode元年」の1999年でした。
まったく新しい媒体であるi-modeで音楽コンテンツを展開することが最初の仕事でした。
最初に必要だったのは音楽業界の人たちから<正式に>コンテンツを展開するお許しをいただくことでした。
当時の音楽業界はNapsterが現れGnutelaなどP2P技術を使ったMP3ファイルの違法な流通がはじまっていてインターネットは敵対視されていました。
それだけに若年層ターゲットで展開されていたi-modeでの音楽コンテンツを展開することに理解を得るのは至難の技でした。
それでも大手レコード会社の新人アーティストのプロモーションをお願いされるようになりi-modeから火がついたヒットを生み出すことができとても喜んでいただきました。
これが最初の仕事でした。
Webプロデューサーとしての20年間、Webプロデューサーとしてどんな業務をしていたかを振り返ってみます。
- プロジェクト進行業務
- ビジネス設計(事業計画)
- サービス設計(遷移図)
- プロジェクト進行
- コンテンツ調達(メディア事業)
- コンテンツ提供者の獲得
- 自らコンテンツ制作(記事執筆)
- 顧客や協力会社との折衝と契約
- ビジネス交渉と契約
- 営業活動(B2B)
- 広告枠販売
- 代理店ネットワーク構築
- マーケティングの実践
- プレスリリース
- 社外プレゼン
- 媒体出演
- データ分析と改善検討と実践
- ユーザーとの対話やサポート
- ステイクホルダーへの説明や説得
- 資金調達
言ってしまえば、開発業務以外のほとんどすべてをやってすばらしいサービスを届ける
ことがWebプロデューサーだったのかもしれません。
音楽などのエンタテインメントサービス、Webやネイティブアプリによるメディアやブログなどのコミュニティサービスにたずさわってきました。
またほとんどのプロジェクトは社内メンバーで完結しており、コロナ以前だったこともあり毎日顔を合わせて仕事をすることができていました。
もうあんな時代は戻ってこないのかもしれません。
PdMとしての現在の業務と課題
現在のPdMとしての実際にたずさわっている業務を列挙してみます。
- 受託案件のプロジェクト進行
- サービス設計(要件定義)
- QCD(Quality, Cost, Delivery)を意識した開発
- 顧客、協力会社との折衝、コミュニケーション
- 自社サービスのマーケティング
- プレスリリースの準備
- 新規事業創出に向けたプロジェクト
- 新技術領域の研究開発
受託案件とは、店舗を全国展開されているとある企業さまの顧客接点をデジタルで改善するためのLINEミニアプリを担当しています。
同時に自社サービスの準備、新規事業創出に向けて有志のエンジニアやデザイナーを巻き込んだ研究開発プロジェクトもはじめています。
常に技術やイノベーション、社会動向のアンテナを張っていなくてはなりません。
Webプロデューサー時代とやっていることはそれほど変わっていないかもしれません。
ただ圧倒的に不足を感じているのがエンジニアリング素養です。
ここはもっともっと学ぶ必要性を痛感していて最も克服すべき点になります。
私はビジネス寄りのPdMですので、プロダクトマネジメントトライアングルにあてはめるとこの位置からこのベクトルに進むことを意識しています。
これまで経験や人脈や知識は門外不出のものとしオリジナルな自身の価値としてきました。
多くのWebプロデューサーの方もそうなのではないかと思います。
クラスメソッドは強力かつ魅力的なエンジニア文化が基盤となっており、オープンにアウトプットし、チームの総合力でより高みに向かう集団です。
言うなれば、最強の技術集団を味方にチームの総合力ですばらしいプロダクトを届けること
がクラメソPdMの仕事と言えるのかもしれません。
そもそもクラメソPdMになったきっかけ
実は前職で3年間、とある放送事業者の受託開発でプロジェクトマネージャー(PM)としてたずさわっていました。
20年間のほとんどを音楽やWebメディアやコミュニティーにたずさわってきましたが、これらの領域はGAFAのような海外勢と一点集中型ベンチャーなどが圧倒的な強さで存在しています。
かつてほどカンタンにビジネスが成立する環境ではなくなったと考えています。
そんななか受託業務開発は「DX文脈であればまだまだ私の出番がある」と感じさせてくれました。
クライアントの顧客接点改善を通して、これまで知ることのなかった喜びや奥深さを感じていました。
しかしながら在職企業の経営が変わり受託開発をやめることになったことがきっかけとなりクラメソのCX事業本部に入りました。
「CX」とは"Customer eXperience"であり"Consumer eXperience"を意味します。 いわゆるDXに通じます。 特にコロナ以降このCX分野こそイノベーションが急激に起きている領域です。
私たちができることがたくさんあります。
「クラスメソッドは受託開発会社」というイメージは半分正しくて半分誤りです。
すでに新しい胎動が聞こえてきます。 自社サービスや新規事業創出が進んでいます。
いまWebプロデューサー職をしている方が活躍できる場がここにたしかにあります。
そんなわけで、クラスメソッド CX事業本部では、PdM(プロダクトマネージャー)を募集しています。
ぜひこちらのフォームからエントリーしてください。
【おまけ】昨日はこんな一日でした
05:00 起床 〜クラメソのPdMの朝は早いワケではなく瞑想とかしてます
07:00 家族と朝食 〜朝食後全員出かけてしまうので在宅勤務はさびしいです
---業務開始---
09:00 レアジョブ 〜英語力獲得だけど朝のさびしさをまぎらわせます
10:00 PdMモブプロ会 〜チームメンバーとオンラインで毎日会話しています
11:30 担当受託案件朝会 〜全国に散らばる社内エンジニアとのオンライン会議をファシリテートします
12:00 昼食 〜ダイエットのためバナナ2本と無糖ヨーグルト200gと決めています
14:00 チーム定例会 〜進捗確認やチームイシューについてのオンライン会議を行っています
15:00 新規事業プロジェクト定例会 〜社内有志でとある技術領域の研究開発プロジェクトを主催しています
16:00 幼稚園にお迎え 〜次女の幼稚園まで自転車を飛ばします
17:00 LINEプラットフォーム勉強会 〜この日は私の担当案件について語りました
18:30 元同僚とオンラインで情報収集 〜会えないからこそ会いに行きます
---業務終了---
19:00 家族と夕食 〜妻手製の焼き魚と帆立の煮物が美味しかったです
20:00 子どもたちとの時間 〜3Dマリオが家族で一番下手くそな私です
22:00 就寝 〜子どもたちを寝付かせている間に眠ってしまいます
火曜日は週で一番会議が多い日です。 1時間みっちりのものもあれば、15分程度に終わるものもあります。 その合間にドキュメントを書いたりしています。
フルリモートなのでずっとデスクに向かって太ってしまいました。 出勤時代もやっていたバナナとヨーグルトのランチでかなり戻すことができています。 オススメです。